ShandyGaff RDJ Diary

  Robert Downey, Jr. What a fabulous man!

まとわりつく仔犬

ロバート・ダウニー・Jr の初主演作品は「ピックアップ・アーティスト」。

1987年、22歳。

ピックアップ・アーティスト、つまり「ナンパ野郎」。

やれやれなタイトルだ(笑)

 

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このショットだと期待するよねー。さわやかな好青年のラブコメを。

「うっとうしい」「いまならストーカー」と、RDJファンにさえあんまり評価されてないみたいなので恐る恐る観てみた。ええ、目指せRDJコンプリートなので。

 

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「ハーイ! 僕はジャック・ジェリコ!」

鏡を見ながらナンパの練習に余念がありません。

無駄肉がついてる感じです。隙っ歯だし(笑)

 

ヒロインと出会うまでの最初の20分間、女の子に声かけまくってます。

軽い!ちゃらい!うざい!   ちょっとはかわいい(←ファンの欲目)

小学校の先生のくせに軽薄にも程が・・・生徒の母親ナンパしたのがバレて首危ういし。 

でも同居してる祖母には優しいんだよ(←イイとこもちゃんと観る。ファンだから 笑)

 

 

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 まとわりついてます。「君、ボチチェリの絵に似てる」

 

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「また会える?」「おしまい」  撃沈!

 

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 めげない。生徒をダシにおしかける。

「はじめて夢中になったんだ」 

 

 

ほんとに全編まとわりつく仔犬です。それも、駄犬?(笑)

 

 

走る。 手にはバラ一輪。

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 走る! 改札飛び越えてます。無賃乗車です。

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 走る!! ヒロインめがけてまっしぐら。

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ひたすら走る!!!

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「レス・ザン・ゼロ」と同年の映画。こっちが先なのかな?

ジュリアンを演る前の、RDJの使われ方がわかるような気がする。

学園ものでは主役に絡む二番手の男の子。憎めないお調子者。

恋愛ものの主役でも能天気な純情っぷり。

若さもあって顔立ちの甘さが目立ちすぎて、シリアスなキャラクターにしづらい感じかなー。天使キャラにするには歳が行き過ぎてるし。

22歳。過渡期。

でもこのあたりの作品見てると、第二章でのRDJ、ほんと見事だと思うよねぇ。生まれ持った愛らしさを損なわずに鍛え上げてる。

 

こうやって書いてると、この映画のRDJ、良いとこないみたいだけどそんなことない(イマサラ?笑)

軽薄なナンパ野郎なんだけど、性格は良いんだよね。顔見てればわかるね(笑)

純情を捧げる相手に出会ってナンパ野郎の汚名返上。ただただ彼女を思ってひた走る。名犬ラッシー?んーやっぱり犬キャラなとこがカワイイ(贔屓の引き倒し 笑)

 

 

RDJの生歌も聴ける。 

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Lonely Boy


I'm just a lonely boy, lonely and blue
I'm all alone with nothing to do
I've got everything you could think of
But all I want is someone to love

 

まだ愛する人に出会ってないんだ、っていうジャック・ジェリコ君。

同居する粋なグランマが聞いています。

 

 

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Blue Suede Shoes

 

But don't you step on my blue suede shoes.

You can do anything but lay off of my Blue suede shoes.

You can burn my house,

Steal my car,

Drink my liquor 

From an old fruit jar.

Do anything that you want to do, but uh-uh, 

Honey, lay off of my shoes

Don't you step on my blue suede shoes.

 

地下道で物盗りに出くわしてこの歌を歌って煙に巻く。

 

物語の後半、トラブルに悩む彼女に「僕に賭けなよ」って、昨日出会ったばかりで言うそのポジティブさ。

なんの根拠も確信もないけど、あの顔であの瞳で「一緒にいてよ」って言われたら、まあいいかってほだされちゃうね。「オンリー・ユー」もそんなキャラクターだったねえ。ロバート・ダウニー・Jr、とりあえずにっこり笑っとけ、みたいな。

そんな時代もありました(笑)

そうそう、この映画のクレジットは「ロバート・ダウニー」で、まだJrついてません。

 

 

相手役はモリー・リングウォルド。

脇でデニス・ホッパー、ハーベイ・カイテルダニー・アイエロと、さりげに渋い凄い俳優が出てる。ギャンブルとアルコールで身を持ち崩したヒロインのお父さん役のデニス・ホッパーがなんか可愛かったなあ。

私はカワイイおっさんに弱いみたいだ(笑)