トニー・スタークの中の人
この輪の中にロバート・ダウニー・Jrはいない。
映画「アベンジャーズ」を象徴する集合シーンだけれども、ここにロバート・ダウニー・Jrはいないのだ。
ついでにいうと、マーク・ラファロもいない。
ふたりはこの撮影現場にすらいなかった。
「ヒーローたちの最終決戦のシーンで、ラファロが緑色になり、私のヘルメットが閉じてしまうと、われわれはクリーブランドを離れてN.Y.とL.A.へ帰りました」
2012年4月、「アベンジャーズ」公開前のインタビューでロバート・ダウニー・Jrが言っている。
見た目からスタントなのはわかりきってはいるけれどね。
アメコミに興味はないので、中の人がロバート・ダウニー・Jrじゃなきゃ割とどーでもよくなる。アイアンマンが好きなんじゃなくて、アイアンマンの中の人トニースターク、のさらに中の人ロバート・ダウニー・Jrが好きなだけだからねー。
・・・にもかかわらず。
マーベルコミックの「アベンジャーズ プレリュード」なんて本がブックオフにあったらつい見てしまった。
「アイアンマン2」でトニーとニック・フューリーが話し合うドーナッツ屋のシーン。
コミックスには、このドーナツ屋になぜニック・フューリーが現れたかが描かれていた。
シールドの科学者から、パラジウムの毒が回って「トニー・スタークの命はあと72時間」と聞かされたニック・フューリーが、解毒剤を打ちにやってきたのだけれど、実はこの解毒剤、時間稼ぎになるか即死か、というとんでもないシロモノだったのだ。
トニー・スターク、ドーナツ屋で死す!?
まったく、アメコミ、細かいとこでもムチャ振りするよね(笑)
で注射されて・・・「腎臓を奪う気か??!」って笑うわ。
ブラックウィドーにいいようにされて
なにすんだよーー?※!!? な表情が可愛い(笑)
トニー・スタークは追い詰められた時の顔がいい、ええ、可愛いです(笑)
というわけで。
キタナイという印象を持ってしまう劇画調のマーベルコミックまで手に取らせてしまうロバート・ダウニー・Jr、恐るべし。
上述のインタビューだって、掲載誌は「イングリッシュ・ジャーナル」。
こんな雑誌だって普段まったく縁ないのに読んでるし。
ロバート・ダウニー・Jrがそこにいれば手に取らずにいられない自分が怖い。
マーベルコミックを立ち読みにとどめたのは、まだ理性が残っていたらしい。正直買おうか迷ったけど、これはアイアンマンとトニー・スタークで、ロバート・ダウニー・Jrはぜんぜん出てこないでしょ、と言い聞かせ思いとどまった(笑)