鏡の中のトニー
デジタル時代の映画ファンって面白いね。
まあ、アラ探し、なんだけどほんと細かいところまで観ていて笑える。
アイアンマン2、血中毒素を測るシーン。
鏡のシーンってやっぱり撮影は難しいのかな。カメラやスタッフ、楽屋裏が映りこんじゃまずいものね。
手前にトニーのダミーの役者さんを立てて撮っているわけね。
つまり奥のRDJは鏡像ではなくて本物のRDJ本人。
確かに!指のポジションが違う!(笑)
よく気がつくよねー。こうやって指摘されなきゃ見落としてるよ。
でも、これ見ててもうひとつ気がついた。
これはおかしいぞ、って。
こっちを向いてるトニーは、鏡に映ったトニーという設定なんだよね?
ここは状態が悪くなっていることを知ったトニーが、鏡の中を覗き込んで「どうしたらいい?」と独白してるのを正面から撮ってるカット。鏡像のトニーを私たちは見てることになる。
だとしたら!
こっちを向いてるトニーのスーツは左右反転してなきゃおかしい!!
でしょ?(笑)
ポケットは向かって左、鏡像トニーの右胸、についてなきゃいけないし、スーツの打ち合わせも・・ね?
予算はたっぷりありそうなんだから、左右反転スーツを仕立てておくくらい細部にこだわっても良かったのにね。CGで修正するとか。
ジョン・ファブロー、映画オタクのくせに気づかなかったのかしらね?(笑)
コメンタリーで、辻褄合わない部分については「観客も、笑えれば細かいことは気にしない」なんて言ってるから、スルーしたのかもしれないね。でも、ここぜんぜん笑いのないシリアスなシーンなんだけどね(笑)
まあ、もともとがコミックでまだまだ有り得ない設定のヒーローものだから気にしないし、ストーリーのテンポもいいから細かい矛盾なんか気づかず見ちゃったしね。
なによりロバート・ダウニー・Jr.がカッコイイからなんでも許すけどね(結局それか?笑)