RDJという花束
ここ数年はハリウッドの授賞式という晴れ舞台で欠かせない感のあるロバート・ダウニー・Jr。ノミネートがなくてもプレゼンターとして必ずと言っていいほど一度は壇上に上がる。
ロバート・ダウニー・Jrが登場すると「待ってましたっ!」と大向うから掛け声があがる。・・ような気がする。「よっ!大統領!!(じゃないけど)」と会場が湧く。・・ような風に見える。
授賞式全体を見てるわけじゃないからわからないし、RDJ贔屓の目で見てるから、と謙虚に思ってみるが、いやいや「千両役者!!」で間違いはない!
ロバート・ダウニー・Jrのスピーチ姿って、気負った感じがまったくない、気がする。
気がする、が多いのは残念ながら英語がダメなのできちんと言ってることを理解できないから。会場からは笑い声があがって、面白いこと言ってそうなのが解るだけに・・・ううう、いっそ悲しい。
ともあれ。
ロバート・ダウニー・Jrのリラックスしたスピーチ姿にはほんとうっとりする。
共演者の何人もが「彼はカメラを恐れない」って言うけれど、カメラを恐れなければ、大きなステージも、会衆の目も恐れていない。恐れるどころか愛してるのかもしれない。だから愛するものに囲まれ見つめられて寛いでいる。
だから誰よりもカッコいい。
この写真は2004年だから10年ほど前になるけど、エルトン・ジョンがケネディセンター・オーナーを受賞した時のプレゼンターを務めたRDJ。
RDJがドラッグ問題を克服して復帰して間もない頃。
エルトン・ジョンは「I Want Love」という曲をRDJに贈り、そのPVへの出演をRDJに依頼、RDJの復帰を鮮やかに印象づけた。
そういう経緯は会場にいる人はみんな知っていて、RDJが「エルトンはみんなに救いの手を差し伸べている。僕にも」みたいなことを言ったときには拍手がひと際大きくなった。
この写真はエルトンを「彼こそ真のライオンキングだ!」と紹介したRDJ。
いい顔してるよねー。
このときのスピーチはエルトン姉さんも嬉しかったろう。RDJが壇上に登場しただけで姉さん、素の笑顔がこぼれてたからね。いやいやわかります、その気持ち(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=GdV69ggDuDo
プレゼンターはもちろん脇で、主役はエルトンなわけだけど、RDJのスピーチ・パフォーマンスにはとても華があって、彼がそうやって登場することで主役の栄誉がさらに印象づけられる気がする。RDJ自身が大きな豪華な花束なんだ。
エルトン・ジョンへ、キスを投げるRDJ。
エルトンへの感謝と友情、この役を務められて嬉しいよ、という想いが溢れてる。
素敵な男だ。