「相続人」 1998年
この「相続人」での役は主役の弁護士の手助けをする探偵。
弁護士の元妻に「変態探偵」とか言われてしまうなんとも軽薄なキャラクター。
33歳。
1996年くらいから表面化した薬物問題。逮捕、保護観察、服役。
この作品の前後に「ワン・ナイト・スタンド」「追跡者」があって、オファーが途切れていないのがよくわかる。
最後は殺されてしまう脇役だけど、RDJらしい個性で演じている。けどちょっとパターン演技に見えなくはない、可もなく不可もなく、な感じ。ファンだから採点は甘いのだけどね。
でも、特典映像にあったロバート・ダウニー・Jrのインタビューは、いい状態ではないのがありありだった。受け答えに気持ちがこもってないというか、ぞんざいな感じで。イラついているようにも見えた。力はあるからきっちり演じるけど、仕事がきたからやってる、そんな風。
実際、どん底の時期だったんだろうな。
「ワン・ナイト・スタンド」みたいに役作りで絞ってシャープな身体も見せてくれるけど、もともとはむっちり体型なんだと思う。若さもあって余分な肉が落ちきらないせいもあるんだろうけど、結構アゴのラインがうっかりなことになってることも多いRDJ。この頃は不摂生もあったんだろうね、なんか浮腫んで見える。
まあ、過去の話として言えるのでほんと良かった・・・。
法廷で居眠りしちゃうクライド。